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佐賀県教育庁訪問がありました

佐賀県教育庁学校教育課より教育施設計画訪問がありました。(令和2年1月28日)

学校教育課 特別活動担当 指導主事の感想

未満児はどのクラスも全然泣かない。自分たちが満足して遊んでいる、安心できているから、知らない人が来ても、さして緊張もしない。月齢ごとに置かれているものが違うが、子どもの姿から環境が準備してあるので、子どものしたいことと、環境が合致していて、子どもが遊び込んでいる。2歳児で、丸い段ボールの中に、オレンジのおもちゃを入れて、転がして遊んでいた子が「オレンジの転がりよる」と教えてくれた。オレンジの動きから、その動きを表現する言葉を言えることがすごい。子どもたちが動きを表現するために、言葉をずっと選びながら身につけているんだなぁと思った。

以上児になると自分達の遊びに入り込んでるので、見向きもしない。自分がしたいことをずっとしている。子どもの素の姿。人が来ても自分のやりたいことをしている。特に年長は学び合いが出来ている。牛乳パックで門のような形(ともちゃんの木)を作っていた。「こうしたらいいよ」「ああそうね」最初二人のイメージは合致。別の子が本を持ってきて「違うよ、この本ではこうなっているよ。こう書いてあるよ。」…小学校における、主体的な学び合いである。話し合いの根拠となるものも持ってきている。先生は何をしているか??子どものやりとりを、そばにいて待っている。小学校の先生が見ると「これでいいよね」となってくれると思う。ここに教科が来て、目標が来て、課題が来て、それに取り組む…という流れになる。時間や教科の枠組み・制限があるが、「意欲」というところを小学校は求めるべき。

「ぼくはこうしたい」「ここにこうかいてある」否定しない、受け入れる。

稲刈りの女の子…「あら、稲がちょっと”長すぎてるわ”。切らなきゃ…”トントントン”」→長さという算数的要素、トントントンという擬音語・作文…小学校はこれを国語で活かす、算数で活かす、ということを考えれば、活かせるところがいっぱいあった。

年中児の魚釣り。釣りたいけどくっつかないから釣れてる感覚がない。→思考錯誤…→ある子が水の中に入ってテープでペタッ…すると「そいはいかんばい」とダメ出し。ある子が「磁石のあればよかね」…小学校の理科につながる。主幹が現場の先生とやりとりしながら、共通認識をはかっている。靴下のままジャンプをしている子→「靴下を履いたままは危ないかもね」

ハンバーガー屋のとなりでブロックをやっててもOK。教室に入り、机に座り、同じことをやっていると、配慮を要するこどもは目立つのですぐわかるが、この園はわからなかった。難しいことも、お友達が手伝ってくれる。環境も大事と改めて感じた。ジュースの自動販売機。先生のお誕生日をお祝いするためになんか描いてあげている子どもがいた。子ども達はよく喋る。伝えたいことがたくさんあるのだろう。

全県下に広めてほしい、この環境の素晴らしさ。

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